今年の干支は? 十二支それぞれの意味(2015/1/14)北村美保
今年の干支は未(羊)です。
羊は見た目通り穏やかなイメージで、群れをなす羊は家族の安泰を示し
いつまでも平和に暮らす事を意味しています。
・・・といったように、十二支にはそれぞれ意味があり、
それぞれの動物には願いが込められているそうです。
十二支が日本に入ってきたのは大昔ですが、
人々の間に伝わったのは江戸時代と言われています。
人々に覚えてもらうためにわかりやすい動物が選ばれたそうです。
十二の動物は、
鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪
という事ですが、
実際の十二支の漢字は少し違って、
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
の12種類です。
ではそれぞれの十二支にはどんな意味があるのでしょうか。
① 子は「財産」や「行動力」を表す。
また、ネズミ算という言葉もあるように、どんどん増えて成長することから「子孫繁栄」も意味する。
② 丑は古くから人間の側で働いている。牛の力は労働力を表し「粘り強さと誠実さ」を象徴している。
③ 寅は美しさと強さを持っているので古くから才能の象徴でもあった。
十二支の中では、「決断力と才知」を表す
④ 兎の優しいイメージから卯年は「家内安全」。
また跳ぶということで「飛躍」も表す。
また綺麗な毛皮を持っているので卯年の人はオシャレなどとも言われている。
⑤ 龍は伝説の生き物と言われている。
十二支の中でも伝説の生き物は龍だけで、辰は、「権力の象徴」になっている。
⑥ 蛇は執念深いとよくいわれるが、その執念深さでなく「一度受けた恩は忘れず、
必ず恩を返す」と言われている。
巳は「情熱」を意味する。
⑦ 馬も牛と同じく人間の生活に古くから関わっている動物で、
高貴なイメージがある。「幸運をもたらす」ものと言われ大切にされている。
⑧ 羊は上記の通り。
⑨ 猿は「器用で賢い知恵者」。「賢さの象徴」。
⑩ 鳥は伝書鳩でもわかるように「知らせる役割」を持つ。
鳩時計もあるように時を知らせる役割も持つ。 酉のイメージは「親切」。
⑪ 犬は忠実な動物。古くから働き手ではなく家族として人間のそばにいた動物で、
戌は「努力や勤勉さの象徴」となっています。
⑫ 猪は猪突猛進のイメージだが、その肉が「万病を防ぐ」と言われ
亥は「無病息災の象徴」
自分の産まれた年と同じ干支の人は「年男」「年女」と言われますが、年男や年女のときは、やはりちょっと特別な気持ちになりますよね!!
古くから伝わるものにはやはり意味や由来があります。
時には少し立ち止まって、しきたりや習慣の意味について考えてみるものもよいものです。